PMArea キーワード

コマンドラインに PMArea (= Pixel Mapper Area) またはショートカットの PM を入力してください。

説明

PMArea キーワードは、ピクセルマッパー領域とピクセルマッパー出力にアクセスするためのオブジェクト・キーワードです。ピクセルマッパーの設定を保存、コピー、および削除することができます。
詳しくは VPU Pixel Mapper View を参照してください。

PMArea キーワードに対するデフォルト機能は SelFix です。詳しくは SelFix キーワード を参照してください。

構文

[Store / Copy / Delete] PMArea [ピクセルマッパー領域ID].[ピクセルマッパー出力ID] / [オプション]

Assign PMArea [ピクセルマッパー領域ID].[ピクセルマッパー出力ID] / [パラメータ] = [パラメータ値]

オプション

PMArea キーワードで使えるすべてのオプションを一覧表示するには、コマンドラインで以下のように入力してください。

[Channel]> PMArea /?
オプション ショートカット オプション値 説明
merge m なし 既存内容に追加します。 デフォルトでは、3D座標が用いられます。
overwrite o なし 既存内容を置き換えます。デフォルトでは、3D座標が用いられます。
remove r なし 選択されている内容を削除します。
autoalign aa なし 3D位置データを無視し、マトリクスとして保存します(Layout View と同じ)。
x (autoalign オプション使用時のみ) なし 1.000〜500.000 ピクセルマッパー領域のx軸上の位置を指定します。
y (autoalign オプション使用時のみ) なし 1.000〜500.000 ピクセルマッパー領域のy軸上の位置を指定します。
axis なし + と - を用いたすべての組み合わせ。 例: +x+y, +x+z 水平および垂直軸を定義します。
3dcoordinates なし なし フィクスチャの3D位置座標を使用します (Patch & Fixture Schedule を参照)。
noconfirm nc なし 確認ポップアップを出しません。

パラメータ

以下は、コマンドラインから ピクセルマッパー領域に割り当てられるパラメータの一覧です。

パラメータ パラメータ 値 説明
Name "Area 1" ピクセルマッパー領域名を割り当てます。
DimX[m] 1.000〜500.000 x軸の寸法をメートル単位で指定します。
DimY[m] 1.000〜500.000 y軸の寸法をメートル単位で指定します。

以下は、コマンドラインから ピクセルマッパー出力に割り当てられるパラメータの一覧です。

パラメータ パラメータ 値 説明
Name "Output 1" ピクセルマッパー出力名を割り当てます。
RenderIP "192.168.0.4" VPU のIPアドレスを割り当てます。
Camera "Camera 4" パッチされたカメラの1つを割り当てます。
ResX[Px] 1〜4096 X軸の解像度をピクセル単位で指定します。
ResY[Px] 1〜4096 Y軸の解像度をピクセル単位で指定します。
VirtOut "None", "Virtual Output 1 〜 Virtual Output 16" 仮想出力に対し、カメラと、ピクセルによる解像度を用いるかを指定します。
Protocol "Art-Net", "sACN", "MA-Net2" プロトコルを割り当てます。
Priority "Super", "Swp", "HTP", "High", "LTP", "Low" ピクセルマッパーの優先度を割り当てます。
Art-NetMode (プロトコルが Art-Net の場合のみ) "Broadcast", "Unicast", "Auto" Art-Net モードを割り当てます。
Art-NetStartAddress (プロトコルが Art-Net の場合のみ) 1〜128 : 0〜F : 0〜F Art-Net の開始アドレスを割り当てます。
sACNMode (プロトコルが sACN の場合のみ) "Multicast", "Unicast" sACN モードを割り当てます。
sACNVersion (プロトコルが sACN の場合のみ) "Final", "Draft" sACN バージョンを割り当てます。
sACNPriority (プロトコルが sACN の場合のみ) 0〜200 優先度を割り当てます。最も大きな番号が、最高優先度を持ちます。
sACN TTL (プロトコルが sACN の場合のみ) 0〜255

TTL = Time to Live

ネットワーク上でマルチキャスト・トラフィックが失効するまでに通過することが許されるルータ(ホップ)の数を指定します。ルータ(ホップ)ごとに、始めに指定した TTL は1ずつ減っていきます。その TTL 値が 0 になると、各マルチキャスト・データグラムは失効し、ネットワークを通して他のサブネットへ送られなくなります。

sACN Start (プロトコルが sACN の場合のみ) 0〜63999 または "Original" sACN ユニバースを割り当てます。オリジナルは、パッチされたのと同じものを用います。
Delay(ms) (プロトコルが sACN または Art-Net の場合のみ) 0.000〜2.500 パケットディレイを割り当てます。
FrameDelay (1/30s) 0〜8 フレームディレイを割り当てます。

[Channel]> Store PMArea 1.2 /axis=+X+Z /noconfirm

 

[Channel]> Assign PMArea 1 /name="Sunstrips"