RdmSetParameter キーワード

コマンドラインに RdmSetParameter またはショートカットの RdmS を入力してください。

説明

RdmSetParameter キーワードによって、RDMパラメータをコマンドラインから設定できます。

UIDが指定されていない場合、フィクスチャ・セレクションが用いられます。

RdmSetParameter は機能キーワードです。

構文

RdmSetParameter [パラメータID ] [パラメータ値] / [オプション] = [オプション値]

パラメータID (= PID)

PID名またはPIDの16進数値を用いて、コマンドラインにPIDを入力できます。

重要
メーカ固有のPIDやPID値をコマンドラインに入力する場合は、16進数値を用いてください。メーカ固有のPID名やPID値名は、grandMA2 のコマンドラインから処理できません。

以下の一覧は、対応しているPIDを、コマンドラインやパラメータ値とともに示したものです。

そのRDMデバイスが対応しているPIDのみが処理されます。

PID名 PID 16進数値 PID値名 PID 値16進数値 説明
CLEAR_STATUS_ID 0x0032 なし --- ステータス・メッセージキューをクリアします。
DEVICE_HOURS 0x0400 32ビット数値 --- デバイス稼働時間の取得または設定。
DEVICE_LABEL 0x0082 ASCIIテキストラベル。最大32文字。 --- デバイスごとに説明ラベルを設定。
DEVICE_POWER_CYCLES 0x0405 電源投入回数(32ビット) --- 電源投入回数の取得または設定。デバイスによっては、この操作に対して GET_COMMAND のみしか対応していないため、電源投入回数を設定できない場合があります。
DISPLAY_INVERT 0x0500 Off
On
Auto
0x00
0x01
0x02
反転表示設定の取得または変更。これは、表示イメージを180度回転させるためによく用いられます。
DISPLAY_LEVEL 0x0501 ディスプレイ明度 メーカ固有、フィクスチャのマニュアルを参照。 ディスプレイ明度設定の取得または変更。
DMX_PERSONALITY 0x00E0

現在のパーソナリティ番号
# of Personalities

--- レスポンダのDMX512パーソナリティを設定。ムービングライトなど多くのデバイスは、さまざまなDMX512パーソナリティを持ちます。多くのRDMパラメータは、パーソナリティの変更による影響を受けます。
DMX_START_ADDRESS 0x00F0 DMX512アドレス(16ビット) --- DMX512 開始アドレスを設定。
FACTORY_DEFAULTS 0x0090 False
True
0x00
0x01
デバイスの設定を、工場出荷時のデフォルトに戻します。
IDENTIFY_DEVICE 0x1000 Off, Stop
On, Start
0x00
0x01
UIDで表されるデバイスを物理的に識別。
LAMP_HOURS 0x0401 点灯時間(32ビット) --- 点灯時間の取得、または特定の開始値をカウンタに設定。
LAMP_ON_MODE 0x0404 LAMP_ON_MODE_OFF
LAMP_ON_MODE_DMX
LAMP_ON_MODE_ON
LAMP_ON_MODE_AFTER_CAL
メーカ固有モード
0x00
0x01
0x02
0x03
0x80〜0xDF
ランプオン・モードの取得または変更。ランプオン・モードは、点灯条件を決めます。
LAMP_STATE 0x0403 LAMP_OFF
LAMP_ON
LAMP_STRIKE
LAMP_STANDBY
LAMP_NOT_PRESENT
LAMP_ERROR
メーカ固有ステータス
0x00
0x01
0x02
0x03
0x04
0x7F
0x80〜0xDF
現在のランプ稼働状態の取得または変更。
LAMP_STRIKES 0x0402 点灯回数(32ビット) --- 点灯回数の取得、またはカウンタの開始値を設定。
LANGUAGE 0x00B0 アルファベット2文字による ISO 639-1 言語コード --- メッセージの言語を変更。
PAN_INVERT 0x0600

Off
On

0x00
0x01
Pan反転設定の取得または変更。
PAN_TILT_SWAP 0x0602 Off
On
0x00
0x01
Pan/Tilt入れ替え設定の取得または変更。
PERFORM_SELFTEST 0x1020 SELF_TEST_OFF
メーカ・テスト
SELF_TEST_ALL
0x00
0x01〜0xFE
0xFF
デバイスの自己診断ルーチンを実行。
POWER_STATE 0x1010 POWER_STATE_FULL_OFF
POWER_STATE_SHUTDOWN
POWER_STATE_STANDBY
POWER_STATE_NORMAL
0x00
0x01
0x02
0xFF
電源状態の取得または変更。
REAL_TIME_CLOCK 0x0603 年(16ビット)、月、日、時、分、秒 --- デバイスのリアルタイム・クロックの取得または設定。
RECORD_SENSORS 0x0202 センサ番号 --- 負荷変化を監視するディマー・ラックのようなデバイスに対して、センサ変化を監視するために現在の値を保存するように指示します。
RESET_DEVICE 0x1001 ウォームリセット
コールドリセット
0x01
0xFF
レスポンダのリセット。
SENSOR_VALUE 0x0201 センサ番号、現在値(16ビット)、最低検出値(16ビット)、最高検出値(16ビット), 記録値(16ビット) --- センサデータの取得またはリセット。
TILT_INVERT 0x0601 Off
On
0x00
0x01
Tilt反転設定の取得または変更。

オプション

RdmSetParameter キーワードで使えるすべてのオプションを一覧表示するには、コマンドラインで以下のように入力してください。

[Channel]> RdmSetParameter /?

RdmSetParameter キーワードには、以下のオプションがあります。

オプション ショートカット オプション値 説明
multipatch m 0 = すべてのフィクスチャ対するマルチパッチ
1 = 1台のフィクスチャに対するマルチパッチ
以下同様
マルチパッチ・インデックスを設定。
UID なし 例: "43500F019FCB" RDMパラメータを送るデバイスの RDM UID を設定。

[Channel]> RdmSetParameter dmx_start_address 3 / UID = 43500F019FCB

 

[Channel]> RdmSetParameter display_invert 1